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2012. 5. 27 聖霊降臨日ペンテコステ礼拝

「聖霊の賜物」   林 邦夫 牧師
使徒言行録2:1-11/ヨハネによる福音書14:15-27

 聖霊降臨日(ペンテコステ=第50という意味)は降誕日(クリスマス)、復活日(イースター)と並んで、キリスト教の三大祝日の一つです。キリスト教が生まれる土壌となりましたユダヤ教にも、三大祝祭日があります。過越祭と本日使徒言行録に出てきました五旬祭、そして秋の収穫を神に感謝する仮庵祭です。ユダヤ教もキリスト教もその暦にしたがって、毎年毎年巡り来る祝祭日を覚えて神さまに感謝と祈りをささげています。 ―中略― 語らせられる弟子たちはガリラヤ人でした。当時、異邦人のガリラヤと言われ「ガリラヤから預言者は出ない」(ヨハネ7:52)と蔑まれるガリラヤでした。聖霊はあえてガリラヤ人の口を、みことばを語る器としてお選びになりました。この事はかつて、「口が重く舌も重い」(出エジプト記4:10)人モーセを選び、「汚れた唇の者」(イザヤ6:5)に過ぎないイザヤの口を清め、「若者にしか過ぎず語る言葉を知らない」(エレミヤ1:6)エレミヤの口にみことばを入れられた、神の恵みの選びに他なりません。

2012. 5. 13 復活節第6主日礼拝

「キリストの勝利」   林 邦夫 牧師
ヨハネによる福音書16:25-33

 カール・バルトが次のようなことを言っております。
①他の(偽りの)救助者を断念すること。そうするとすべての恐れを背後に投げ捨てることができる。
②まず祈ること、すると自分を脅かす危険がまるでないかのように落ち着いて自分の仕事に取り組むことができるようになるのだ。それは(教会という船は)波に揺れるが決して沈まない。キリスト教会に向かってこう言われる。「安らかであれ!」不安材料はいろいろある。しかし不安に対する反対理由がある。即ち「私は既に世に勝っている」からだ。


2012. 5. 6 復活節第5主日礼拝

「最大の愛」   林 邦夫 牧師
ヨハネによる福音書15:12-15

主イエスは、最大の愛について13節で次のように語られています。「友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。」この言葉は申すまでもなく、主イエスの十字架の死を指していることは明らかであります。十字架の愛は最大の愛であります。私たちは「互いが愛し合い、仕え合う」というときに、この最大の愛に目を注ぎ、この最大の愛から出発し、この最大の愛のあとに続く者とならねばなりません。主の十字架の愛を媒介にしない生き方は、結局、愛なき生き方に転落してしまうものであります。そして、新しい戒め、すなわち互いに愛しあう生活の戒めを与えられた主イエスは、14節で「私の命じることを行うならば、あなたがたは私の友である」と言われます。「友」とは何か、それは主従の関係ではなく、お互いに自由な関係の中で、お互いの目的を知り、その目的のために自己の真実をかけて生き抜く関係、間柄であります。